相手をありのまま聴くこと→ありのままのその人でいられる安心できる場を結するー自分の周りに平和が訪れますように。

ありのままのその人でいられる安心できる場を結するー自分の周りに平和が訪れますように。

なぜファシリテーションにおいてリスニングを取り上げるの?
ファシリテーターとして、テクニックとか力で相手の話を引き出す以前にね、相手が自ずと大切なことに触れる話をしてくれるような、安心できるような場をつくる、安心できるような信頼関係を築くことが大切だと思うんです。

ファシリテーターはもちろん、人と関わる人、人と触れる人、つまりあらゆる人にとって大切なことだろうと感じています。
家族や友人とのコミュニケーションとか、日常会話において、相手の話をちゃんと聴けること。

逆に聴いてもらえなくて、さみしい思いをしたりね。だから、強く主張することになるんだけど、主張すること=認められようとすることは、相手にとっては土足で自分の中に入ってこられるような感じになって、つい壁をつくっちゃう。となると、わかってほしい、認めて欲しいというはずの行為が、逆に相手に壁をつくり、時に防御本能で相手が反論や主張をしてきて、今度は自分に壁をつくらせることになる。

お互いがちゃんと話を聴いて、気持ちの変化を感じ取り合えれば、主張しなくてもね、無理して努力しなくてもね、争わなくて、傷つけ合わなくてよくて、分かり合えて、仲良くなれるんじゃないかな。

まずは自分が相手の話をありのままに聴けるようになること。
そうすると壁が溶けて、気持ちを解放してくれる。そこで自分の気持ちを素直に話せば、すっとお互いが入っていける感じがする。


まずは安心できる場を決すること。
安心できる信頼関係を築くこと。


世の中は、自分の話が批判/否定されたり、無視されたり、相手が自分の考えを塗り替えようとしてきたり。言ってみれば、危険がいっぱいで壁を作らざるを得ない場面が多いように感じる。

思考レベルでの話だと、批判されたり、無視されたりしても、そこまで痛くない。
でも本当の自分の感覚や感情を、在り方に触れるような大切なことを話しているのに、それを批判されたり、無視されたりすると、本当に傷つく。
傷つくのが恐いから、無意識的にもそういう大切な処に触れる話をしなくなっていたりする。
壁をつくって、蓋をして、もう出てこなくなっちゃった自分がいる感じ。

ミニカウンセリングで、この聴き方/聴くことに対する観察の方法を教わった、くにちゃん(橋本久仁彦さん)が僕の聴き方について言ってくれた言葉が心に残っています。
会話の始まりに、どんなふうに聞くかを宣言する契約のようなやりとりについて、
契約というより、結座というかね、結界をはるみたいな、すごく儀式的なものを感じるね、
というようなことを言ってくれました。

安心できる結界を張る

とてもしっくりくる言葉だった。


15分間の会話ならこの15分間は安心できる場として結する

僕がつくろうとしている自由な学び場であれば、その場所は安心できる場として結界を張る


相手を支配、侵さずに、ありのままに聴ける人が増えたら、その人の周りは安心できる結界が貼られる。安心できるから、その人の周囲にいる人は本当の気持ちや存在に触れる話ができる。ありのままのその人でいられるようになる。その人の周りが平和になる。

地道にこういう聴き方ができる人を増やしていくことは、平和につながる、
優しい革命だなって。
続けていきたい。広めていきたい。

自分の周りに、みなさんの周りに、平和が訪れますように。

気持ちが反応した人はぜひ参加してもらえたら嬉しいです。

GWファシリテーション大学2012
「あなたはどんな風に話を聞いてるの?」

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