第一回らんぼうとくりの明るい未来開拓ワークショップレポート

5月12日(日)、青梅にある郷の家にて、らんぼうとくりの明るい未来開拓ワークショップを開催しました。


今回が初のコラボレーションとなった相方のらんぼうとは、てんつくマンのありが洞爺ワークショップで出逢いました。原発に関して主張する強さを見せる一方で、ワークショップになかなかなじめない参加者に寄り添う優しさを併せ持つ男です。

らんぼうは、地球一周などの旅を通じ、世界の先住民(マサイ族やネイディブ・アメリカンなど)と出会い交流を重ねて来ました。同時に、いのちに関わる様々な問題(原発、貧困、森林伐採、地雷)の起こっている現場を訪れ活動を行ってきました。2008年から『スタディロード』という自然と共生した生き方を学ぶ体験学習型ツアーを山口県ケニアにて主催してきました。

今年2月に再会し、その時の勢いでコラボワークショップをやることになり、5/12に実現されたんです。「想ったらすぐ動くとシンクロが起きる」とらんぼうが良く言う言葉通りに勢いで実現しました。


最初のワークはくりが担当。
過去から未来、個から世界を感じるという案内文に書いていたことでいうと、過去と自分に向き合うワークでした。
僕のイメージング誘導に従って、「無我夢中」や「ワクワク」などいいフィーリングを生んだ過去の出来事を思い出していきました。潜在意識とつながりやすいリラックスした状態、催眠状態を意識的に作ることで、過去の記憶を思い出しやすくなります。過去の出来事とその時のフィーリングを感じながら、お腹の前でぎゅっと拳を握るという行為によって、いつでもそのイメージとフィーリングを思い出すという暗示を入れていきました。


これは、「いいフィーリング・エネルギーとつながって、自ずと未来へと向かっていける状態をつくる/いい周波数にしていい周波数の人や出来事とシンクロしやすくする」ことにつながっていきます。成果や表れに囚われずに、いいフィーリングにフォーカスして、それにつながるものごとにアンテナを張っていくことができるようになります。これによって、無意識的に、いいフィーリングにつながる未来の実現に必要な出来事や情報を引き寄せていくことにつなげるという目的のワークでした。


例えば、今あなたがあまりうまくいっていなかったり、問題にぶちあたって落ち込んでいたりするとしましょう。こういう時に、過去にそのような状況を乗り越えたという出来事とその時のフィーリングを思い起こすことで、現状を乗り越える自信やエネルギーが自然と湧いてきたりします。これは、日常でも使えるのでやってみてくださいね。


このように過去を思い出した後に、生まれてから現在までそれぞれの人生の浮き沈みを折れ線のように描いてもらいました。こうすることで、自分の幸せに深く関わる要素や、何がどのように起こると自分の幸せが変化するかのパターンに気づくことができます。特に大きな影響を及ぼした要素は、自分にとって、重要な要素だということになります。何が自分にとって重要かを気づくことができれば、これから先の人生において、その要素を大切にしていくことで、より幸せになる可能性があるということになります。例えば、仕事がうまくいっていても、パートナーや家族との関係がうまくいっていない時、特に別れや喧嘩があると下がっているという人の場合は、仕事<パートナー/家族との人間関係が重要だということになり、仕事よりも家族と仲良くするためにどうするかを考えて行動していけた方が幸せになれる可能性があるということになります。


自分の幸せに大きく関わる要素に気づいてもらった上で、自分の明るい未来には何が必要か、リストアップしてもらいました。
自分の内側に向き合って、未来をつくる上での素材を見つけ出す、そんな時間でした。



お昼ご飯の後はらんぼうが登場。
ここからは、目が世界と未来へと向いていきました。
前半のワークは、ネイティブアメリカンの長老デニスバンクスの問いかけの紹介から始まりました。


「生まれてきた意味って何なのか?」
「生きていく中での指針は何か?」


それぞれがこの問いについて考えてみた上で、デニスバンクスの答の話になりました。

7世代先の子供たちのためになっているか


人間には、「戦士」と「兵士」の二種類がいる 
兵士は人の命令がないと動けない人
戦士は自分の思ったことをかたちにしていく人
本物の戦士は自分にとっても、社会にも、地球にも、目に見えない存在にとっても喜びになることをかたちにしていく


続いて、らんぼうがピースボートに乗って、そこでの出逢いによって、視野を広げて、人生を変えてきたという話に。
ピースボートで出逢った、ななおという子が作った「貧困スライド」を上映。

世界を回ってきたt置きに感じた、人と動物が助け合って生きている話、自立して生きる力強さ。


パプアニューギニアのジャングルの中の村で聞かれた問い
「日本人にとって本当に大事にしているもの/アイデンティティってなんなんだ?」

彼らは、
ここの自然によって生かされている
先祖からの教えを守っていくこと
を本当に大事にしていた。


生きる力をつけたいと感じたらんぼうは、
百姓=百の仕事ができる人が気になって、
百姓に対してアンテナを立てていたところ、
百姓庵という場所に出逢い、
WOOFとして半年間滞在することに。

自分は何よって生かされているのかについて気づかされたというらんぼう。


「みなさんは何によって生かされているか?」
という問いかけがらんぼうからあり、
3グループで話してシェアをしました。

自然、生き物、愛、、、
それぞれ、いろんな答が出てきました。



5分休憩を挟んで、らんぼうのワークが続きます。
後半は、山口県、瀬戸内海に浮かぶハートのかたちをした島、祝島の話に。


スライドを見せながら、
タイの一本釣り、ひじき、二種類のカレンダー:月のリズムと潮の満ち引き、びわ、豚、棚田の石垣、船大工、神舞、原発反対デモ、田の浦の海、カヤックハンガーストライキ
など祝島と上関のことを伝えてくれました。

その後、祝島原発問題に限らず、
「自分達に何ができるか?」
という問いに対して、また3人グループでアイデアを出しました。
それぞれの立場でできることを考え、発表し合いました。


「どんな未来になったら最高ですか?」


さて、最後のワークはくりの担当でした。
「どんな未来になったら最高ですか?」
それぞれが想い描く、明るい未来をA4の紙に書き出して、前に貼り出していきました。


その内容をシェアしてもらいながら、全員で明るい未来をイメージしていきます。
僕は、みんなが理想の世界/明るい未来をイメージし続けることで、本当にそうなると本気で信じているんです。


さらにその明るい未来を実現するために、今すぐできる行動は何か?
みんなで考えてポストイットに書き出し、対応する未来を書いた紙に貼って来ました。


最後に、ある行動を取り上げて、GIFT:Goal Image Focusing Techniche(ゴールイメージフォーカシングテクニック)という方法を通して、その行動を行っている自分をイメージして、その行動をできている自分をイメージの中で先取り体験して、その感覚や気持ちを味わっていきます。先に実現した感覚や気持ちを体験することで、無意識的にも身体が動いていくことができるようになります。
セッションを受けた方は、明るい表情で、自信を持つことができたと言っていました。


最後に感想をシェアしてワークショップを閉めて、
懇親会では手作りの料理を食べながら語らい続けました。


同じ、明るい未来をつくりたい仲間が出逢い、一緒に想い描く。
それが集合的無意識/宇宙意識に届けば、きっと実現されていく。
集まって明るい未来をイメージする会、いろんなところでつくっていきたいと想っています