周りの人ともっと分かり合って人間関係を良くする方法:事実と解釈と感情を分けてとらえよう+相手のものさしをとらえよう

解釈と感情はその人次第



自分の価値観と感情が出て来ると、無意識的にも、自分の考えや気持ちを話したくなります。話を聞きながら、「自分のものさし」(自分がものごとの判断をしている価値観や考え方)をもちだしてしまいます。すると、相手がどう考えているか、感じてるかが見えなくなったり、わからなくなったりします。



自分が話そうとすることを、全く異なるものさしで捉えられると話し手は自分の言いたいことが伝わらないと思い、話を進めていく気持ちがなくなってしまいます。



事実は何か?そう問いかけることで、自分のものさしや価値観や感情から離れて客観的に事実を観ることができるようになります。



さらに、話し手のものさしがどのようにできているのかを、徹底的に知ろうとすることが大切です。



ではどうしたら、話し手のものさしを捉えることができるのでしょうか?



まず、受け答えをするときには、話し手が話した言葉をそのまま使って応じます。聞き手が自分の解釈で言葉の表現を変えてしまうと、話し手のものさしからはずれることがあるからです。



話し手の言葉は、話し手のものさしを知る大切な手がかりですから、そのまま尊重することが大切です。



こうして話を聞いていくうちに、話し手のものさしがだんだんと見えてきます。聞き手は、そのものさしを使って、話し手の思いを受け止めていくことができるようになります。すると、どんな話を聞いても、「こういうものさしをもっているから、こう考えるんだな、感じるんだな」と了解しやすくなります。話し手が考えたり感じたりする理由となるものさしまで認めることで、話し手の解釈や感情を認めやすくなります。



自分の解釈や感情を離れて事実を捉えること


その事実に対する相手の解釈や感情とこれらを生み出したものさしを捉えること


意識してみてくださいね。



具体的には

「事実は何か?」「それは自分の解釈や感情ではないか?」「相手はどう解釈したり感じたりしているか?」「相手がそう考えたり感じたりするのはどうしてか?」「相手はどんなものさしで捉えているのか?」と問いかける事などから始めてみてください。



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