お金ではない価値の循環/価値のやりとり〜満足度後払いとできること払いについて

お金ではなくてその人ができることで価値交換すること。
誰かのできることで、誰かのできないことを埋めて、助け合う/支え合うコミュニティをつくっていく。



去年から今年に入って、生活費を極力減らして、自給自足的な生活へと向かってきました。
最低限、家賃と交通費くらいはかかるけれど、かなりお金を使わなくても生きていけるようになりました。
その分、必要なものごとは、自分でつくったり、誰かが与えてくれたり、お金を通さない価値交換が増えてきました。
その価値のやりとりは喜びや嬉しさがついてくるんですよね。
やってくれたことに本当に感謝してくなるし、逆に何かできることがあれば、その人のために動きたいという気持ちが自然と生まれてくる。



お金を払うとそこで関係は終わるけれど、お金ではない価値交換をすると関係が続いていく。そのやりとりが面倒だとお金で関係を切るのだろうけれど、そうではなくて関わる続ける/つながり続けるやりとりがしたい。

大阪で貧乏旅行中に、お金がないならと本をくれたあのカフェには、きっとまた行くだろうな。その時に代金を払うか、別のことで価値を与えられたらと思っている。



このやりとりで生まれた幸福感によって、そのエネルギーが、別の人へ巡っていく
みえない価値がいろんなところで生まれていく
ギフトエコノミーのように、そんな良い循環が生まれたらいいなぁと感じています



いくらと決められた値段ですますのではなくて、
自分にとって相手にとってその価値がどれほどなのか、敏感になることも大切だなぁと思っています。

お金の価値は人それぞれです。
それはいくらぶんという固定的な価値でもなくて、
同じ1000円でもこの人が払う1000円にはすごいエネルギーがこもっているとかも感じたい。
逆にお金を使う時は、そのお金にハッピーなエネルギーを込めたい。



これくらいの価値はあるけど、今はお金がないのなら、できることで払って、価値のやりとりを循環させていきたい。お金がないことでストップさせるのではなくてね。
ワークショップでやっていることは、周囲の人々やこれからの未来に必要で広げていきたいという情熱でやっていることだから、
お金がないという理由で、ものごとを享受できないのは割けるのではなくて、誰でも参加できるようにしたい。



そんな思いから、自主開催のワークショップでは、満足度後払い/できること払いということをやっていこうと思っています。



できること払いまたは天職払いの例
お菓子好きならクッキーを。
農家ならおいしいお野菜を。
シェフならその場でご馳走を。
聞き上手ならお悩み相談を。
場を作っているならお招きを。
絵がお得意なら似顔絵を。
マッサージができるなら身体の癒しを。