自分と相手の中から生まれて出てくる、本当の声・音・心、聞いていきたい、感じていきたい

「アドリブで感覚的にやる、場を読む、聞くっていう作業」


「その場で生み出されるものっていいな。自分と場と相手の声を聞きながら場をつくっていくスタイルが好き。話をするのもそういうふうにできたらいいなぁ。」


「誰かの話にどう感動するかを感じていくと新しい自分に出会える」


「ここまでの話をどう聞いていたかシェアすると、自分がどう感じたかに意識が行って、自分と対話する時間になる」
「相手の話を聞きながら、自分の話を聞きながら伝え合って、そこに観えて来るものがある」


「自分の中からその場で生まれて来るもの」
「相手の中からその場で生まれて来るもの」


「相手に波長を合わせていくと自然と同じ姿勢や表情になる」
「姿勢とかから物理的に合わせてもしょうがない。順序が逆なんだなぁ。」


「相手の波長を合わせるにはどうしたらいいか?」
「わかりやすいのは呼吸を合わせることから」


「隣に立って同じ方向を向く。息を合わせて波長を合わせてその人になって、その人が観ている世界をその人が感じようとしていく。」


「本音 本当の音。本心 本当の心。本当の声を聞く。」
「本当の声・音・心、聞いていきたい、感じていきたいと想っています」




http://www.kuricreation.com/voice/140328_001.mp3


自分の深いところの思いと気持ちを聴いて伝えるセルフインタビュー(2014.03.28)


これまでのインタビュー音声も聴きたい方はこちらにまとめてありますので、よろしければお聴きください。

4/5 花見だけでじゃなくて桜を感じて味わおう!鎌倉感覚開き散歩:自然を感じる感性をひらく


風景や出来事を豊かに感じられるようになりたいあなたへ


さまざまな感じ方を身につけて、五感・感性・直観を豊かにしませんか?


僕は、「自分と世界を感じる感性をひらく」をライフテーマとし、10年以上、日々、感じる方法を見つけたり、実践したりしてきました。その成果が、約250枚の感覚開きカードになりました。感覚を開き、感性を豊かにするための方法・コツが詰まっています。


感覚開き散歩では、カードに書かれた指示を実践することで、世界を感じるための方法を身につけて、環境や出来事をより豊かに感じられるようになります!見慣れた風景、歩き慣れた道、よく知っている人などが、新しい何かとして感じられてきます!!


*実践したカードは持ち帰ることができます。継続して感覚開きカードWSに出るとカードをコレクションして楽しめます。


今回歩く場所は、源氏山公園と鶴岡八幡宮の源氏池と八幡宮の参道”段葛”の300本の桜並木。自然空間を感じる感覚を開き、それを味わっていきます。


参考:鎌倉桜の名所


感覚を開いて感性を豊かにして、あなたの日常生活を、あなたが観る世界を、楽しく色鮮やかなものに変えていきませんか?



▶感覚を開いて感性を豊かにするとこんなことにつながっていきます

・毎日がつまらないと感じている人が、特別に生活を変えなくても毎日を楽しめるように!

・言われたことをそのまま受け身でしか受け取れなかった人が、いろんなことを感じ取ったり察したりできるように!

・ひとつの観方に縛られて、ものごとの一面しか捉えられない人が、多様な観方で柔軟にものごとを捉らえて、ひとつのものごとからいっぱい気付きや学びが得られるように!

・別の考え方や観方をなかなか受け入れられない人が、観方や感じ方を豊かにして、自分とは違う人ともうまく付き合えるように!

・発想やアイデアが乏しい人が、発想の元となるいろんなことを感受できるようになって、アイデア豊かに!




▶こんな方におすすめです。

・五感/感性/直感をより豊かにしたい方

・環境や風景や出来事をより豊かに感じられるようになりたい方

・自分の観点を広げたい方、多様にしたい方

・感じ方を豊かにすることで、日常生活をより楽しく感じたい方

・感性を豊かにして芸術創作や自己表現に役立てたい方

・散歩・散策・旅をより楽しくしたい方

・自分や相手の気持ちや変化を感じられるようになりたい方

・対象から多くの気付きや発見を得られるようになりたい方

・固定された考え方や感じ方に囚われないように/多様な観方でものごとをとらえられるようになりたい方/他者が持つ新しい感じ方を理解し受け入れられるようになりたい方


▶日時:4/5(日)  10:00-16:00


▶場所:鎌倉駅→佐助稲荷神社→銭洗弁天→源氏山公園→化粧坂切り通し→海蔵寺寿福寺鶴岡八幡宮→段葛→鎌倉駅周辺のおすすめカフェで振り返り


▶集合:10:00鎌倉駅西口を出て右すぐにある時計台のある公園


▶参加費:2000円+お気持ち(感動料金制)

【紹介割】1人紹介につき上記料金より500円割引き


▶特典:

・感覚開きカード20枚セット

・くり作の小冊子『世界を感じる感性をひらく』『自分を感じる感性をひらく』

FACEBOOKグループおよびメールでの事後サポート


▶予約・お問い合わせ

こちらからご連絡ください。

▶案内人プロフィール

感覚開き人。感性開拓研究家/感性開拓コーチ/五感トレーナー。感覚開きツアーガイド。文教大学講師。

感覚開き散歩、五感トレーニング、感性開拓コーチングなどを通して、環境や出来事をより豊かにする感じられるようにして、何気ない日々や風景をより深く味わって楽しめるようになる、あるものごとから多くの発見や気付きを得られる、自分や相手や世界の変化を細かく感じられるようになる、お手伝いをさせていただいています。

情報社会の中で育った私は、溢れる情報の中で、感覚が麻痺して、何も感じない「情報の不感症」になっていく自分に恐怖を感じていました。中学時代から変わった感覚だった私は、学校のルールや社会で言われていることに疑問を持っていました。集団教育の中であることを正しいと思わされ、同じであることを強要されることに何も感じずに従う人ばかりの中で「なんかおかしい」という違和感を流さないでいました。

「どうしたら麻痺してしまった感覚を再び働かせられるか。」

ということを探究して行く中で、私の中で天命とも言うべき役割が見えて来ました。

「世界を感じるための新しい窓をつくれば、世界は簡単に入れ替わってしまう。

こうして、私は、世界を感じるための装置や道具を作り始めました。

後に、アートやデザインで用意されたものごとを感じるのではなく、人の感覚や感じ方自体を豊かにしたいと、認知科学や心理学の世界へと入っていきました。

「出来事はただの出来事、どう感じるかは自分で決めている。」

「だから自分や周囲の人の感じ方を自分で導く事ができれば、世界は色鮮やかに輝き出して、人生を楽しめるようになる。」

という思いで、感覚を豊かにすること、環境を豊かに知覚できるようにすることをテーマとして、さまざまなツール制作や実践を行っています。10代の頃から探究してきた、世界を感じるための方法は約250枚の感覚開きカードにまとめました。現在はこのカードなどを使った、ワークショップやフィールドワークを行っています。




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パーソナルヒストリー(世界を感じる感性を拓き続けた15年編)

今日は、僕が世界を感じる感性を拓き続けたこれまでの人生について、お伝えしたいと想います。


情報社会の中で育った私は、溢れる情報の中で、感覚が麻痺して、何も感じない「情報の不感症」になっていく自分に恐怖を感じていました。中学時代から変わった感覚だった私は、学校のルールや社会で言われていることに疑問を持っていました。集団教育の中であることを正しいと思わされ、同じであることを強要されることに何も感じずに従う人ばかりの中で「なんかおかしい」という違和感を流さないでいました。


「どうしたら麻痺してしまった感覚を再び働かせられるか。」


ということを探究して行く中で、私の中で天命とも言うべき役割が見えて来ました。



「世界を感じるための新しい窓をつくれば、世界は簡単に入れ替わってしまう。」

こうして、世界を変えるのではなくて、自分の感じ方を変えることで世界をよくしていきたいと思って活動を始めました。


僕は、18歳の時から、世界を感じるための装置として現代美術の作品を作り始めました。


19 歳の時に、ある部屋の変化を写真で取り続けて、鑑賞者に過去の写真を観ながら過去にタイムスリップしたかのような感覚を体験してもらうことで、「場所の記憶を知るとその場所の感じ方が変わる」ことを体感するアートプロジェ クトを企画しました。


20歳の時から始めた東京ポケットプロジェクトでは、廃工場を探検していると、過去に存在していたけど、今は失われてしまった音が流れ出して、その音をきっかけに過去を思い出して、いつのまにか時空間を探検するというサウンドインスタレーション作品を作りました。→こちら


22歳の時から、世界を感じるためのインタラクティブなデザインとして、センスウェアを作り始めました。植物の生体反応をインテリアの光で表すプランターPlantioを作りました。→概要 →映像

面白法人カヤックと共同で植物の状態を読み取った情報を元に、自動的にブログを更新するサービス"世界初!ブログを書く植物 今日の緑さん"を作りました。→概要



「体験型の作品を通して、感じる経験を提供しても、受け手はこちらから用意した感じることしか感じてくれない。」と限界を感じて、


「それよりも、人の感覚自体を豊かにしたい。」と思い、
人の感覚や感じ方自体を豊かにしたいと、認知科学や心理学の世界へと入っていきました。




「出来事はただの出来事、どう感じるかは自分で決めている。」


「だから自分や周囲の人の感じ方を自分で導く事ができれば、世界は色鮮やかに輝き出して、人生を楽しめるようになる。」


という思いで、感覚を豊かにすること、環境を豊かに知覚できるようにすることをテーマとして、さまざまなツール制作や実践を行ってきました。



感じたことを語りながら写真を撮ることで、自分が感じたことに気づいていく”語りカメラ”と同じ場所で撮った音声と写真が再生されて自分の感じていることを振り返ったり他人が持つ自分とは違う感じ方を取り入れて感じ方を豊かにしていったりできる”語りプレーヤー”を作りました。
紹介スライド


他の人が街を歩いた時に感じたことを録音した音声を聞き、撮影した写真をそのタイミングで閲覧しながら歩き、他の人の感覚/着眼点を通して、街を追体験することで、散歩で観る風景やものごとをより豊かに感じられるようにしていく”感覚交換散歩支援ソフト”(iPhone版)を作りました。
紹介スライド


「普段は気付かない風景の微妙な変化を音を通して感じられるようにしよう!」と、自転車移動による風景の変化を音楽へ変換することで風景の知覚を豊かにするツールを開発しました。
概要



約15年、感じることを探究してきて、
慣れた風景、歩き慣れた道、よく知っている人などが、新しい何かとして感じられてきました。
日常生活や観ている世界が楽しく色鮮やかなものに変わってきました。
感じ方と観点を豊かにしていくと、いろんな感じ方を受けいられるようになってきました。


10代の頃から探究してきた、世界を感じるための方法は約250枚の感覚開きカードにまとめました。現在はこのカードなどを使った、ワークショップやフィールドワークを行っています。
感覚開きカード例





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世界を感じる方法を探究してきたエピソード集

僕は、世界を感じる感性や感覚を豊かにする方法を約15年探究してきました。

今日は、その中でやってきたこと、気づいたことなどの経験エピソードの一部を紹介します。


楽家の友達と感覚交換散歩
空間を音楽的に捉える友達の感覚を意識しながら、バイクで移動していた時に、左右の物体が通り過ぎるタイミングでビート音など鳴らしながら、音楽的に風景を楽しめるようになった。


感覚開き散歩の参加者が、環境に問いかけていた姿勢が印象的だった。
例えば、ある虫に対して「なんでお前はそんなかたちで生まれてきたのか」などと問う。
これは、わかった気にならずに、対象に関心を持ち続けていることだなぁと感じた。これに触発されて、対象に問いをしたり、哲学的に考えたりするようになった結果、いろんなものごとをわからないものとして見続ける/感じ続けることができるようになった。


感覚開きカードを使って/感覚開き散歩にて

二度と体験できないものとして感じてみよう
3つのおにぎりのうち2つ食べたところでカードを渡したら、
同じおにぎりがその前後で味わいが変わった!と感動してもらえた。
同じ対象が意識次第で感じ方が変わることをわかりやすく体験するいい方法かもれしないね。


感じていることをシェアしていくと、短時間なのに別の参加者と深くつながった感じがした。これは「思考」ではなくて、自分にとってより存在に近い大切なものである「感覚」を共有してわかってもらえることは嬉しいからだね。


ミクロな世界が好き、特に意識しないと近くや足下をよく観ている。
「遠くを観てみよう」というカードで遠くを観た。
心理の話で、視線の上下だけでも気分が上下することは実体験していたけど、
自然と目線が上に行き、胸も開いたせいか、気分や感覚が変わったのが感じられた。


三鷹養老天命反転住宅
ヘレンケラーになりきって生活してみた
目をつむり、耳栓をして、しゃべらない。
普段は頼っている視覚聴覚が使えないことで、手足の触覚がかなり敏感になり、それを頼りに移動や料理やトイレもすることができた。


ものを擬人化してみよう。
植物と一緒に隠岐の島に旅した時、旅先で会った人に「名前は?」と聞かれた。
隠岐後鳥羽上皇が流されたとのことで「鳥羽くん」と名付けた。
名付けただけで、その相手のことをよく観たり感じたりするようになったり、とても親近感を抱くようになった。


以前年末年始に、自宅古民家にて行った合宿ワークショップの中で「居心地を感じよう」というワークを行った。それぞれが、居場所や姿勢を変えることでどう自分の居心地が変わるかを感じていくというもの。それぞれが一番居心地がいいという場所をみんなで巡っていくというのをやったところ、自分では居心地が良いと感じた事がなかった場所が選ばれて面白かった。そういう感じ方や捉え方があるのかと、自分の家に対する感じ方が広がった。


子供になりきる
落ちている落ち葉を流れている小川に投げ出す僕がいた。
普段だったらそんなこと絶対しないのにね。
自分の立場を変えると、環境の捉え方や環境への関わり方が変わる。


異性になってみる
女性になりきると、普段反応しない商品とかに反応しだす。
男の時は「かわいさ」という観点は弱いけど、女性になると「かわいいもの」が自然と観えてくる。


動物になりきる
四つん這いになって移動するだけで、見える世界が変わる。
草などが手足や顔にこすれる感覚も味わえる。
地面が近いから下にあるものが良く見えるし、土や草の匂いも感じやすくなる。


木になってみる
風が吹いたら、木と同じように揺れてみる。
風になびいて気持ちいいだろうなと感覚を感じることができた。


今日の寝床を探してみよう
どういうところがここちよそうか、安心できるかを感じることを自然と引き出してくれた。
宿以外の選択肢。外だったらここが落ち着くというのもある。人がいないところ。ハンモックで寝るならあの場所の木かな。気持ち良さそう。空を飛んでいるような感覚になりそう。
テントをはるとかいう視点だとまた違うものが観えてくるだろうな。




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世界を感じる感性が豊かになるってどのような状態だろう?

世界から何を感じられるかは、どんなものごとに着眼できているか、何を意識しているかによって決まります。例えば、 ある空間に対して、普通の人が「色」や「かたち」 など限られたことに着眼しているのに対して、感覚が豊かな人は、「素材」、「色とかたちの組み 合わせの相性」、「人の行動」、「時間の経過による変化」や「観る者の立ち位置と風景の見え方の関係」などと多様なものごとに着眼しています。

感覚が豊かになったかはいろいろなものさしで計れるかもしれませんが、僕は確認と開拓がしやすいということで、それまで意識しなかったものごとに着眼できるようになるということを目指しています。


僕が研究していた、感覚交換散歩とは、他の人が街を歩いた時に考えたことや感じたことについて語った音声を聞きながら歩くことで、他の人の着眼点と感じ方を通して、街を追体験する方法です。着眼点と感覚の共有を支援し、受け取った着眼点と感覚を利用して世界を感じられるようにしていきます。


例えば、過去の実験では、こんなコメントがありました。

「ツタの先っぽがいいと写真に撮っていて、自分 も気になっていたから、よく見るようになっ たら、二階のフェンスにも若干ツタがあって、 それが龍が昇っているように見えることに気付いた。」

「コンクリと土と草など足裏感覚を堪能できた。」

「足裏感覚について自分が語って、それに触発されて相手が気づきを加えて、それを聞いてさらにパワーアップした。落ち葉の濡れ具合 やかたちの差なども感じられた。」



感覚交換散歩実践によって、着眼点の種類のバリエーションが広がったかを検証しました。分析方法としては、歩行時に語っていた音声データを分析して、着眼できている対象の種類数を数えました。

7ヶ月間の15回の散歩を通して、増加幅に差はあるものの、継続的に実践していた3人全員の、着眼点の種類が増えました。僕については、約40から200以上へと増えました。これは、相手の着眼点を受け取って、その着眼点を通して、世界を感じられるようになった結果でしょう。



参加者Bさんの「空間のリズム」という着眼点を取り入れた僕は、Bさんが左右のポールのリズムを感していたことを自分なりに発展させて、森を歩きながら木々の太さを音程に、木々との距離を音量に、形を音のゆがみに変換して捉えました。

参加者Dさん の「足裏感覚」を取り入れた僕と参加者Cさんは、公園を歩きながら、アスファルトと土と落ち葉な ど地面の素材の違いを足の裏で感じ取っていました。 僕はそれまで特に着眼していた「植物」と受け取った「足裏感覚」を組み合わせて、足の裏で「葉のかたち」や「葉の湿り度」を感じ取れるようになりました。

CさんはBさんと音声を交換した回に「人の種類と関係」という着眼点を受け取り、次の散歩で「人の年齢と行動」を強く意識して、「パンの袋を持ったおばさん」や「折りたたみ自転車に乗るおねえさん」など、人の特徴や行動を細かく捉えられるになりました。

Bさんは僕がコンクリートから生えている植物が背比べするように伸びている様子について語る音声を聞いて「植物の生命力」という着眼点を意識するようになり、「青いトマト」や「青くて細い竹」を見て、応援する気持ちを抱いていたり、「植物の気持ち」を想像して話しかけるという行為が観られるようになりました。


このように、実践を継続することで、自らの感覚を言葉にすることと、他の人の音声から着眼点を見出して、他の人から受け取った着眼点と自らの着眼点を組み合わせて、さらに世界の感じ方を豊かにしていくことが確認できました。


この研究についてより詳しく知りたい方はこちらで論文を読むことができます。興味のある方はどうぞ。




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