大切な人と深く豊かにつながるためにー話の聞き方・傾聴力・相手を感じる感覚を磨くための23のポイント

1.事柄ー思考ー感情ー感覚ー存在:相手がどのレベルで話をしているか? どのレベルの言葉が使われているか?を捉えよう。


2.相づちや問いをどこにかけていくか。事柄に対してかければ事柄を話し出す。感情に対してかければ感情を話し出す。相手の大切なところについていこう。相手と深く豊かにつながりたければ、相手の内面についていこう。言葉の源にある感情についていこう。存在が出てくるところを逃さない。


3.こちらがどのレベルで話すか聞くかで、相手の話は変わる。こちらが事柄や思考レベルの話ばかりしていれば、相手もそういうレベルで話し出す・聞き出す。自分が話したい・聞きたいレベルでいられているかどうか確認しよう。相手と深く豊かにつながりたければ、自分から感情ー感覚ー存在を開示していきたい。


4.事実と解釈と感情を分けてとらえよう。同じ事実・ものごとでも、解釈と感情は相手次第。相手にとってのそれはどういう意味と感覚で捉えているか、わからないものなので確認しよう。


5.Iメッセージ:「私はこう思う」 自分を主語にして話そう。一般化して話すと、自分も相手も不在になりがち。そして、時に常識の押しつけになる。相手を主語にすると決めつけ・押しつけになり、相手は否定されたとか支配されようとしていると感じて、心を閉ざす。自分を主語にして話すと、自分が出やすくなり、それに対して「私はこう思う」と相手も出てきやすくなる。


6.現れている言葉や意味ではなくて、相手の根っこにある感情や欲求を感じよう。自分の根っこにある感情や欲求を伝えよう。


7. 相手に関心を持ち続ける。関心がないと、相手が話したがっている大切なところや話題と気持ちの変化などを流してしまい、ついていけなくなる。本当に知りたいという関心によって、相手を観る感覚が自然と高まる。


8.自分が本当に何を話したがっているのか、伝えたがっているのか、ちゃんと感じて捉えてから話すと伝わりやすくなる。


9.相手が何をはなしたがっているか、どこに想いや気持ちやエネルギーがこもっているかを感じよう。


10.私という主語が出てくるところは強い。他の誰かでもなく自分が思っている/感じてると伝えようとしている。主語がないところに比べると、大切なところ。


11.1番生なところについていく。より生きているもの。少し前の話題や言葉よりは、今その人から出て来た話題や言葉についていく。


12.何度も繰り返し出てくる言葉は相手にとって重要だったりする。


13.確信がなければ確認する。
例:「あなたの中に**という考えが重要なテーマとしてあるんですか?」


14.相手のペースとタイミングを大切にする。相手の中に相手の案内で入っていく感じになる。


15.もしこちらが聞きたいことや話したいことがあっても、ちゃんと確認を取って、相手の話を邪魔しないようにする。
例:「〜〜について聞きたいことがあるんですが、いいですか?もし嫌だったら言ってくださいね。」「ちょっと聞きながら感じたことがあるんだけど、話してもいいかな?」


16.相手の言葉を繰り返すと、繰り返した箇所が力を持つ。話し手は繰り返された自分の言葉に「そうそう!」といったように納得していく。


17.ジャッジせずに聞く。無条件の肯定的尊重。共感的に聞く。


18.ちゃんと聞ける状態を整えよう。わからないことがあったり、話したいことが出てくると、ちゃんと相手の話をちゃんと聞けなくなる。
例:自己紹介を回している時に自分の番に来たら話すことを考えていると。相手に話題を奪われたから、いつ自分の話に戻そうかをねらっていると。→そこまで重要ではないなら執着を手放して、今の話に集中する。重要なことだったら、その気持ちを話して伝える。「どうしても話したいことがあるんですけど、いいですか?」


19.安心して話せる雰囲気/空間をつくろう:どう聴くかの宣言・契約
例:「私はあなたの話をありのままに聞きます。」


20.話し手は相手からの反応がなりとちゃんと聞いているか、わかってもらえているか不安になることもある。どう聴いたかのフィードバックをしよう。
例:「〜〜というふうに私は聞いていました。そして〜〜と感じました。」


21.安易に了解しない。違う言葉でわかったことを伝えたり、確認したりしよう。
例:「それは〜〜という理解であっていますか?」


22.わからないところは詳しく聴こう。ちゃんと理解しようとしてくれると話し手は安心できる。
例:「違かったら言ってくださいね」「∼ということですか?」


23.沈黙を尊重しよう。つい、こちらから話題をふったり質問をしたりしがち。沈黙は自分の実感に問い合わせる時間なので、相手から話し出すのを待とう。


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